はじめての競馬

競馬を始めようとした人が競馬を始めるために調べたまとめ

オッズについてわからなかったので詳しく調べた

『オッズ』とは、馬券が当たった時に、払い戻しの金額が元値から何倍になるかという倍率であり、数字が少ないほど人気で、多いほど不人気という指標です。
今回はわかりやすく、単勝(1着の馬を当てる)を例に説明させていただきたいと思います。

例えば、100円で買った馬券の単勝オッズが1.1倍だったとします。
これが当たれば100円の馬券は110円になり、110円が払い戻されます。
儲けは10円です。計算式は100(円)×1.1(倍)=110円。
同様に、100円で買った馬券の単勝オッズが10倍だったとします。
これが当たれば馬券は1000円です。儲けは900円。計算式は同じです。

ではこの倍率はどのように決まっていくのでしょうか?
総勢10名が、馬二頭の対決に参加すると仮定します。
A馬に9人が100円ずつ賭け、B馬に1人が100円賭け、総額1000円がこの対決に賭けられたお金とします。
Aが人気の馬、Bは不人気の馬という事になります。
Aが勝利した場合、1000円が9人に払い戻されます。
1000円を9人でわけるので、1人当たり約110円。
100円が110円になったので、オッズは1.1倍ということになります。
反対にBが勝利した場合は、1000円が1人に払い戻されます。
100円が1000円になったので、オッズは10倍ということになります。
イメージがつきましたでしょうか?

この数字は、例のように一頭あたりの馬券の購入金額の多い少ないで決まっていきます。
過去にレースで勝っていたり、強いと言われている馬を買いたいと思う人が多いとお金が集中します。俗にいう『人気のある馬』となります。
反対に、弱い馬を買いたいという人は少なく、お金も集まらず人気のない馬となります。
ただ、人気がなくても、推してるから、ビビッきた、今日は強いかもと、色々な思惑で馬券が購入されるので、人気はばらけます。
たまにYouTubeで「このレースのこの馬に1000万円単勝一点買い!」などの馬券企画があるのですが、人気のない馬の馬券をものすごい額買ったとしたら、この一人の意向でオッズが上がる事もあります。

オッズは、馬がレースに登録され馬の並び順(枠順)が決まった時から動き出します。
馬券が買えなくなる締め切り時間があるのですが、それまではオッズはずっと変動しているという状況です。
買う人が多くなって人気になり、倍率が下がることを『オッズが下がる』といいます。
反対に人気がなくなり倍率が上がることを『オッズが上がる』といいます。
あまりにも人気が集中すると、100円買って100円が戻ってくるというだけのレースもあります。
現在その場合は、購入金額に10円上乗せして払戻ししてくれますが、当たってもそんなに嬉しくありませんね。

今回は単勝という買い方のみで説明しましたが、上位2頭をあてる買い方、上位3頭をピッタリ当てる買い方など、難易度が高くなる買い方であれば、オッズは何倍にも高くなっていく、という仕組みです。

1週間に何回レースが開催されるか調べた

中央競馬地方競馬共に、1日を通して、1会場12レース程度開催されています。
おおよそ1会場で、30分に1回レースがある状態です。
例として、2021年6月7日~6月13日の1週間のスケジュールを見てみましょう。

1週間で、地方競馬281レース、中央競馬72レース、計353レースも行われています。
日曜日15時からの競馬中継で扱われるレースは2~3レース程度です。
その中でも一番大きなレースがメインコンテンツで1レース扱われるという状況です。
地上波のTVはほんの一握りしか放映していないという事がわかるかと思います。

また、1週間を353レースとした場合、概算で1年に約16944レース開催されていることになります。すべて賭けることができるレースです。膨大な数ですね。
ちなみにこのレース数は、日本で開催されている数を計算したものです。
競馬は全世界、さまざまな土地で開催されています。
競馬は大昔からありますが、いわゆる公式なルールに則って整備されたものを『近代競馬』と言い、イギリスが発祥の地だそうです。
そこから全世界に広がり、フランス、アメリカ、ドバイ、香港など、多すぎて把握しきれないくらい、世界各地に競馬場があり、今日もどこかでレースが行われています。

ちなみにレースのスタートを『発送』といいます。
馬がレース直前にスタンバイしている入れ物を『ゲート』といいますが、その扉が開いた瞬間がスタートの時間です。
このスタートの時間は、基本的に他会場のレースと被らないように設定されています。
例えば、中央競馬で1日3会場レースを開催しているとしたら、約10分おきにレースがされていることになります。
ここに地方競馬も加わりますので、数分おきに発送という都心の電車のようなタイムスケジュールです。
全てに馬券を賭けている方もいるかもしれませんが、おおよそ自分が見たい、賭けたいレースを選択していく事になります。 

競馬場は日本にいくつある?

競馬場は全国に25か所あります。
JRAという組織が運営している『中央競馬』と、地方自治体が運営している『地方競馬』の2種類があります。
東京にあるから中央競馬、地方の県にあるから地方競馬という訳ではなく、『運営している機関が違う』というものです。
この初歩を間違えると、今後競馬を楽しむ上で混乱すると思うので、覚えていただけたらと思います。

中央競馬は10会場です。
札幌・函館・福島・新潟・中山・東京・中京・京都・阪神・小倉、です。
有名どころは、日本ダービーというレースが開催される東京競馬場有馬記念というレースが開催される中山競馬場などです。
地方競馬は15会場です。上記以外の名前の競馬場は全て地方競馬です。
大井競馬場は、CMも結構されていて名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

中央と地方の2種類は、レース開催の日程も違います。
中央競馬は土日レース開催がほとんどです。時々、祝日にもあります。
10会場中2~3会場というように、月ごとに持ち回りで開催しています。
スケジュールは決まっておりJRAのホームページで見られます。
一方、地方競馬は毎日レースをしていますが、年中無休という訳ではありません。
各会場、独自の日程で動いています。
中央競馬とちがい、ナイターがあるのも特徴です。
開催日や定休日などは、地方競馬の情報サイトなどで日程を見る事ができます。

また、TV放映やCMなどを見ていただくとわかるかと思いますが、サッカーや野球のスタジアムのように、競馬場は現地で観戦することができる場所になっています。
中にフードコートがあるのはもちろん、公園や子供さんの遊び場がある競馬場もあります。

ぜひ全国の競馬場へ行ってみたいと興味を持つ方もおられると思いますが、現在コロナの関係で入場規制がされています。
コロナ前はどこも、入場料100~200円(会場によって違う)を支払えば誰でも入る事ができました。
指定席、無料の席があり、席が確保できなくても、芝生にシートを敷いて過ごしたりもできました。
現在は、中央競馬を例にしますと、JRAの公式サイトで募集している指定席に応募し、当選し、指定席を購入した方のみが、競馬場に入場できる状況です。
まずは、中央競馬地方競馬の違い、双方の開催日の違いを覚えていただき、来たるべき現地観戦に備えていただけたらと思います。